基礎編
Lesson 1
レイアウトの基本
Lesson 2
見出しで差をつけよう
Lesson 3
写真は重要なポイント
Lesson 4
校正について


企画編
Lesson 1
楽しい新聞作り
Lesson 2
新聞の方針は?
Lesson 3
バランスと書く視点
Lesson 4
取材方法を考える
Lesson 5
その他の提案
Lesson 6
アドバイス


Q&A


 
 学校新聞制作マニュアル > 基礎編

Lesson 3 写真は重要なポイント
 
写真の上手な選び方
 
 写真は、見出しと並んで新聞の紙面構成からみて、重要な役割を果たしています。

  一般的に、写真はなるべく大きく扱う方が良いでしょう。また印刷した時の仕上がり具合からいって、拡大よりも縮小して使うほうが綺麗に仕上がります。

  写真の選び方としては、例えば、修学旅行の写真に、生徒の全く入っていない観光写真を載せてもあまり意味がありません。やはり、生徒が生き生きと楽しそうに写っているものを選びたいものです。記念撮影などでも、かたい表情をできるだけ避け、全員の顔がわかるようなものを選びます。「動き」のある写真も大切です。スポーツの写真ならば、行儀よく整列したものより、動きの一瞬をとらえて、紙面に載せると読者をひきつけることができますよ。
 
レイアウト上の注意
 
同一紙面に同じ大きさの写真ばかりを並べない方がいいですよ。写真は、大小、タテ・ヨコなどバラエティーなものにし、相互間の配置にもバランスをとるようにします。
キャプション(写真につける説明)は、写真にもっとも近いところにつけて、本文記事とだぶらないような内容にしましょう。
顔が右向きに写っている写真は、紙面の左寄りに、左向きの写真は、右寄りに配置するのが一般的です。
写真を本文記事からとび離れた場所には置かないようにします。
四角形の写真ばかりだと、レイアウト的に変化に乏しくなるので、時には、丸い形にしたり、人物など体の部分以外をカット(切り抜く)してもおもしろいです。
 
拡大・縮小・トリミング
 
 写真は、そのままの大きさで新聞に載せることはありません。割り付けのスペースにあわせて、拡大・縮小して載せます。ただし、写真には、編集のねらいに照らし合わせると、無駄な部分をもっているのが普通です。この無駄な部分を取り除く操作をトリミングといいます。無駄な部分を取り除くということは、逆にいえば、必要な部分を浮き彫りにすることでもあります。
 
トリミングによる写真サイズの出し方は、次のようにします。
写真にトレーシングペーパーをかぶせる。
使用したい部分を決めて四角で囲み、対角線を引く。
対角線をのばしていき、実際に載せるサイズを割り出す。
  ※トレーシングペーパーに線を引く時は、写真に型がつかないように軽く引く。
※トレーシングペーパー以外にも、写真のコピーなどに書き込んでもいいです。
※注意として、直接写真に書いたり、切ったりは絶対にしないでください。

トリミング前 → トリミング → 掲載写真
トリミング前   トリミング   掲載写真
 
印刷会社に写真原稿を渡すとき
 
 写真原稿はネガのままではなく、それをプリントしたものを渡すようにしましょう。また、ポジ(スライド)でもかまいません。

  写真には、何ページのどの写真かわかるように、明記しておきます。ここで注意することは、写真の裏にボールペンなど固いもので書くと、写真の表面がボコボコになるので、印刷したとき綺麗に仕上がりません。また、サインペンで書く時には、写真を重ねたときに、下に写ったりして、写真の表面を汚してしまうことがあります。

  デジタルカメラなどで撮影されたデータを渡す場合は、まず、プリンターで使用する画像を出力し、その画像のファイル名を出力したプリントに書き込んでください。データは、使用する画像のみを渡すようにしてください。

デジカメデータを使用する際は、解像度に注意してください。解像度が低いと写真が粗くなりますので、解像度を高く設定して(大きいサイズで)撮影をするようにしてください。
デジカメデータだけに限らずテキスト(入力)データも出来るだけ入稿すると、作業時間や校正時間の短縮につながり納期が早くなることもあります。
 
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